●楢(なら)の特徴
学名:Quercus serrata
産地:北海道・本州・四国・九州・南サハリン・朝鮮
用途:床材・家具材・化粧用単板
特徴:辺心材の違いは比較的明瞭。辺材は白色から淡灰色。心材は濃灰褐色。交錯木理。肌目は粗。
木芯より放射状に組織が伸びており、柾目挽きの板には虎斑と呼ばれる独特の文様が現れる。
材質は重硬で乾燥加工共に手がかかる。辺材部の虫害が顕著で、辺材を使用する際は注意が必要。
市場:近年では国産の楢の入手は困難で、その多くをロシア・中国産に頼っている。床材・家具材としての人気が高く、
製品の寸法のバリエーション、流通量共に比較的豊富だが、近年は輸入量が減少してきている。寸法によっては以前と比較して入手が困難になった材である。
価格帯はやや高い。
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(参考資料:「木のデザイン図鑑 ~建築・インテリア・家具~」建築知識スーパームック ㈱建築知識)