ニュースレター

ニュースレター~三日ぼうず 第5号

皆様、ひと月ほどのご無沙汰でした。
いかがお過ごしでしょうか。もうすぐ本格的に梅雨に突入しそうな雰囲気ですね。
ところで、前回、スタッフのひとりごとで登場したワンちゃんは、相変わらず、動きは緩慢ながらも元気にしております。心を痛めておられた読者の方々、ご安心下さい。

マホガニーについての考察(第4回)

この記事を書くようになって、4ヶ月ほど経ちましたが、その道程は、マホガニーという木をすごく良い木なのだということを自分に納得させるための考察だったように思います。
今では、お店に来られたお客様や同業の木材を扱っておられる方々にも、自信をもってマホガニーのすばらしいところを説明できそうな気がします。
読者の方々で、以前の私と同じようにマホガニーに魅力を感じない方や、マホガニーをまだ一度もご覧になったことのない方、是非ホルツマーケットに足をお運び下さい。ご説明させていただきたいと思います。
その際は、私、店長をご指名下さいませ。
 という訳でマホガニーの考察は今回で終了とさせて頂きます。読んでいただいた方、ありがとうございました。
次回は、私たち日本人(外国の方が見ておられたらすみません)に最も身近な木材「杉」について考えてみようと思います。ただ、この杉については一家言もっている友人が何人かいますので、注意して筆をすすめなければと、若干緊張しております。
お楽しみに。

スタッフのひとりごと
ホルツマーケットの工房には、いろんな木工機械があって、毎日夕方には清掃作業をして一日のホコリを払います。
 その中に、帯鋸(バンドソー)という機械があって、これを使って多種類の木材をカットした日の掃除はチョット楽しみです。
 鋸ですから、使うと鋸くずがでるわけで、それが機械の中にたまって、掃除の為カバーをあけると、様々な縞模様をおがめるのです。
 メープル、シナやローズ、ウォールナットを交互に加工した日などは、それはそれはキレイな模様が楽しめます。

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ニュースレター~三日ぼうず 第4号

皆様、いかがお過ごしでしょうか?
ホルツマーケットでは、4月26日~29日に恒例のけやき祭りを開催いたしました。
たくさんのお客さま、特に長崎、熊本、北九州からもおいでいただきました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
次回は11月に開催予定ですので、また、皆様のお元気な笑顔を拝見したいと思っております。
このニュースレターをお読みの方で案内が来てないよという方、また、「来てみたい」という方は下記のメールアドレスよりお問合せ下さい。お手数をお掛けしますがよろしくお願い致します。

| お問合せ|

マホガニーについての考察(第3回)
前回はマホガニーが良材としての条件を高いレベルで満たしていて、その条件の中でも、寸法安定性には特筆すべきものがあるということをお話しました。今回はマホガニーの「見映え」について考えたいと思います。
何であってもそうですが、建前がどうであれ、本音では「見映え」が良いものに魅かれます。
家具や雑貨の世界でもそれは一緒で、寸法安定性がどうのこうのとか、耐候性があるないとかいうことよりも、やっぱり見た目がキレイであったり、お洒落であったり、デザインが良かったりということで品物を選ばれる機会が圧倒的に多いことと思います。
それではマホガニーの「見映え」はどうでしょうか?
私の知り合いの材木屋さんや木工所の方々は、マホガニーを初めて見るとき、「えっ、これがマホガニー?」とちょっと失望されたトーンで第一声を発せられます。かく言う私もそうでした。
色合いはニヤトーという材もしくは、赤ラワンのような色で木目も似ています。まったくぱっとしない木なのですが、ずーっとマホガニーを見るようになって、マホガニーの持つ繊維のキメ細かさや、光沢がわかってくるようになりました。その特徴が見えて来だすと、他の似た木材の粗さが目立つように思えてきたのです。
(つづく)

最近思うこと
最近、自分のライフワークの1つとして「巨木巡り」をやってみたいなあと思うようになりました。
今までも何本かの巨木に出会ってきましたが、本当に大きい木にめぐり合うと息をのみますね。
私は基本的に、幹まわりが大きいものよりも高くまっすぐに伸びている木が好きなのですが、そういう私が今までの巨木体験の中で、一番感動したのは、岐阜県の山の中のことでした。
以前にも何かの機会に書いたことがあるかも知れませんが、岐阜県白鳥町(現在の郡上市)の山奥に石徹白(いとしろと読む)という集落があります。そこは白山の登山道にもなっており、その最奥に白山中居神社という立派な神社があります。
その境内にある杉がすごいです。まず、参門で驚きます。そして、橋を渡った先のお社で、魂消ます。 ぜひ行ってみて下さい。
それから白鳥から石徹白の道中にある阿弥陀ヶ滝も絶景です。
個人的には日本で最高の滝だと思います。言いすぎかも?

スタッフのひとりごと
ホルツマーケットのお店の裏側には水路を隔てて、見渡す限りの田んぼが広がっています。
一匹の老犬がいつも、その田んぼに仕事に来るお父さんについてきて、お父さんが仕事をしている間、田んぼを散歩したり、モンシロチョウと遊んだり、軽トラックの荷台や日陰で昼寝したりして、見るからに幸せそうにしていました。彼にはゆっくりとした時間が流れているようでした。
最近、その犬を連れずにお父さんがひとりで田んぼ仕事に来ていらっしゃるようです。
なんとなく気になっているところです。

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ニュースレター~三日ぼうず 第3号

梅の花も咲き、あとは桜の開花が待ち遠しいこの頃、皆様いかがおすごしでしょうか?
もうすぐホルツマーケットの前の筑後川の土手も菜の花が咲きみだれることでしょう。

マホガニーについての考察(第2回)
 先ず、ここで良材の定義について考えてみたいと思います。
 良材の条件というものはいくつか考えられると思いますが、
(1) 仕上りが美しいこと(杢、色、光沢など)
(2) 寸法が狂いにくいこと。そりや曲がりが少ないこと。
(3) 切ったり、削ったりした時、加工しやすいこと。(固体としての欠点がある、ないを含む)
(4)対候性、対虫害性が高いこと。
(5)希少性があること。
他にもいくつかあると思いますが、主な条件は上に挙げたようなことだろうと思います。
 一般に木材の価格を決定する際、一番影響される条件としては(5)の希少性があることのように思います。
 この場合、それが木材資源としての全体の蓄積量ではなく、実際に市場に流通している量が希少性の有る無しの判断基準となっているようです。
また、この希少性の中には樹種だけではなく、ある材料の寸法に関するものも含まれます。
同じ樹種でも長さや巾が通常流通しているものから大きくはずれたりすると、桁違いに高くなるのはそのサイズを取ることのできる固体としての木材の希少性に起因するのです。
 またまた話が横道へそれましたが、マホガニーはこれらの条件のうち、(4)の害虫被害が見受けられること以外は、全て良材の条件を満たしています。特にその寸法安定性は特筆すべきものがあるようです。つまり、狂いが少ない材料だと言うことですね。  (つづく)

最近のホルツマーケット事情
 第1号でネット通販をはじめたことをご報告いたしました。最近少しずつですが、ご注文を頂くようになりました。
お客様の9割は関東・関西の方で、それぞれのお客様のご要望も多様でして、こちらも大変勉強になることが多いです。
お顔もお声も存じ上げない方と、メールのやり取りで商売させて頂くというのも、初めての経験で、その分メールの文章を考えるときは、いつもより一層気を使います。
そうした体験がこの新聞にも生かされるとよいのですが。
ネット通販やHPでは、お見積やご注文だけでなく、木材に関するいろいろな疑問等にもお答えしたいと思っていますので、どうぞご遠慮なくご活用下さい.。

スタッフのひとりごと
1月におばが脳梗塞で倒れました。すぐに病院に運ばれたのが幸いしたのか、命に別状はありませんでした。
今はリハビリ専門の病院に移り、回復に努めています。
言葉がまだでなくて意思の疎通がうまくはかれませんが、お見舞いにいくと、にこにこと微笑んでくれます。おばの純粋な部分が凝縮されたような笑顔です。
色々な障害が残り、心のつらくて苦しい部分はこれからやってくるのかもしれません。おばがそのことに耐えられる力を持てることを願って止みません。

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ニュースレター~三日ぼうず 第2号

皆様、こんにちは。いかがおすごしでしょうか?
ホルツマーケットでは、スタッフは寒い中、いつものように元気でがんばっております。まだまだ寒い日が続くことと思いますので、皆様もお風邪など召しませぬようにご自愛下さい。

マホガニーについての考察(第1回)
 それでは前回からのお約束どおり、マホガニーについて考えて見ましょう。
 一口にマホガニーといっても、市場に出まわっているものは、類似のものもあわせて何種類かありますが、マホガニーの中でも最上のものとされているのがキューバンマホガニー(スパニッシュマホガニー)と言われています。
 ところが、このマホガニーは過去5世紀にわたって乱獲されたことで、ほぼ絶滅しており、商業的には入手不可能とされています。
 ということで、この材を入手する方法は唯一古い家具からの再利用に限られるということです。イギリスの大工経験をもつジャーナリスト、ニック・ギブス(Nick Gibbs)によると、キューバンマホガニーを加工したことのある木工家は、他のマホガニーがいかに劣るかを認識することが出来るであろうとさえ言っています。
 私も、つい最近まで不勉強でありまして、実は、このキューバンマホガニーの存在をまったく知りませんでした。ですから、それまで、アメリカンマホガニー(ホンジュラスマホガニー)が欧州の骨董家具に使われているマホガニーのことであると信じていました。
 恥ずかしながら、マホガニーをお探しのお客様にもそういったご説明をさせていただいたこともあったと記憶しております。ご迷惑をおかけした方々、誠に申し訳ございません。この場をお借りしてお詫び申し上げます。
 気を取り直して、本題に入りたいと思いますが、スペースが少なくなりましたので、続きは次回とさせていただきます。すみません。 (つづく)

最近のホルツマーケット事情
 年が明けて、物販やサービス業に関わる人のためのセミナーが福岡で開催されていましたので、何日か参加してまいりました。
 その中で講師の方々が口をそろえておっしゃっていたことは、「自社の商品をお客様の目線に立ってきちんと伝えていますか?」ということでした。
ややもすると、独りよがりな情報のみを提供して、お客様が本当にお知りになりたいことについての情報提供力が不足しているのではと改めて、痛感させられました。
 ということで、店内の商品を分かりやすく、楽しく説明できるPOP作りにはげんでいる今日この頃です。

スタッフのひとりごと
 最近、額縁用の材料を探していらっしゃったお客様をお相手しました。
 耳付きで色の濃目の物というイメージで、店内をじっくり見ていただいて、眼鏡にかなった材料はアフリカンローズウッドでした。大川をあちこち探して他の木材店でホルツを聞いてご来店されたということ、絵画を入れる額縁にされるということ、etc、聞いて材を製材した上、購入してもらいました。そしたら、その翌日また来てもらって、前日と同じアフリカンローズの耳付板を追加で購入してもらいました。
 聞けば、前日買ったローズの板を、さっそく専門の業者に額の製作を依頼されたということ。
趣味で絵を描かれるくらいにしてはえらく気合が入った方だなと思って、伺ったお名前をネットで検索したら何とプロの画家で、しかも自身のHPでイメージ通りの額縁用の材が見つかってよかった旨の文章をさっそくUPしてらっしゃいました。
 ホルツの店内でもローズ板、最近少なくなってきてるので、今回のようにまさにピッタリの方に巡りあえると、こちらまでうれしくなってきます。
 どんな額縁が出来て、どんな絵がおさまるのかとても楽しみです。

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ニュースレター~三日ぼうず 第1号

ごあいさつ 
 皆様、こんにちは。
 ホルツ通信をご覧になっている会員の皆様は覚えていらっしゃることと思いますが、以前、木材に関する情報やお買い得商品等をご紹介する新聞らしきものをお送りしておりました。しかしながら編集者(店長)の多忙を理由に長きにわたり休刊となっておりました。
 今ふたたびここに復活いたします。自戒の念をこめ、『三日ぼうず新聞』と名づけます。

マホガニーについて
 休刊前の最終号でマホガニーについての記事を書いていたと思います。覚えていらっしゃる方は少ないかもしれませんが、私は覚えています。次回その続きを書きたいと思います。
 どんなことを書いていたかというと、「マホガニーは高級材と言いますが、一見何てことはない木に見えます。何故高級材なのでしょうか?」ということについての考察です。

最近思うこと(第1回)
 最近家具の修理を手がけようかなあと思っています。といいますのも、当店では無垢材で製作した家具などをご提供しておりますが、会社がうまく回っていくためにはたくさんの木を使って、たくさんの家具を作って、たくさんのお客様に買っていただかねばなりません。
  たくさんの木を使うことは良いのですが(何故良いのかはまたの機会に書くとします)、それを補完するたくさんの木が植えられているかという心配があります。(世界の森林事情についてはこれもまたの機会に)
 皆さんのご家庭や職場の木製品は、大気中のCO2を固定し、それが形をとどめているうちは、大気に再放出されることがありません。
  ところが、新しい家具をお買い求めになられると、どうしても古いものが邪魔になってしまいます。そうすると、産廃業者等の手を通って最終的に焼却処分となってしまうものも多いのではないかと思います。
  結果的に固定化されていたCO2が大気中に放出されることになります。何か悲しいですね。 (つづく)

最近のホルツマーケット事情
 当店に重永さんという主にレジ業務をしている真面目な女性がいます。
 彼女が入社してくれたおかげで、HP(ホームページ)がとても変わり、内容も充実して参りました。
 会員の方はご存知だと思いますが、なんと、ネット通販もはじめております。今のところ商品の数は少ないですが、少しずつアイテム数を増やしていきたいと思っています。下記のホームページからリンクで通販サイトに入れます。
日曜大工DIYの一枚板,木材加工販売(ホルツマーケットネットショップ)

 ヤフーの検索で、『木工教室』『木材サンプル』等のキーワードで検索していただくと結構上位の方にのっています。一度ご覧下さい。
 ところで、ホルツマーケットでは当店ホームページと相互リンクをはっていただける方(企業様も可)を募集しております。よろしくお願いいたします。

スタッフのひとりごと
 私は眠る前、一日のおわりに布団の中で本を読みます。
 時間があまりない時や、心が疲れているときは、昨年のおわりのほうに買った『求めない』という本を読みます。
 求めないーすると心が静かになる
 求めないーすると楽な呼吸になるよ
 求めないーすると心が広くなる
 求めないーすると恐怖感が消えてゆく
 求めないーすると心が澄んでくる
 求めないーすると悲しみが消えてゆく
 求めないーすると時はゆったり流れはじめる
 求めないーすると心に平和がひろがる
 求めないーすると命の求めているものは別のものだと知る
 求めないで 静かにいる それがこの世に安らぐことだ
           (『求めない』加島祥造著より抜粋)
多くのことを日々求めている健全な私は、求めない心のあり方を少しだけ想像して、命の求めているものから、あまり離れないで生きていこうと思うのでした。

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